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原宿に同社初の新築「ソーシャルアパートメント」を竣工/グローバルエージェンツ、インテリックス

「ソーシャルアパートメント原宿」外観
モデルルーム。エアコン、クローゼットのみ備え付け。大きな開口部、フローリングの床材の導入や高い遮音性の確保などで過ごしやすい空間に
コミュニケーションの“ハブ”となるキッチンは、対面式で会話を楽しみながら料理できる仕様に

 (株)グローバルエージェンツと(株)インテリックスは5日、「ソーシャルアパートメント原宿」(東京都渋谷区、総戸数32戸)オープンに伴い、同物件を報道陣に公開した。

 鉄筋コンクリート造地下1階付3階建て。東京メトロ副都心線「北参道」駅より徒歩4分、JR山手線「原宿」駅より徒歩6分に立地。インテリックスが分譲マンション用地として仕入れた土地を有効活用したもの。「立地や収益性の面でシェアタイプの賃貸マンションが合うと判断し、良質な住戸提供に定評のあるグルーバルエージェンツさんに企画や管理などをお願いした」(同社空間設計取締役部長・滝川智庸氏)。同社は建物設計を担当し、「専有部の水回り、収納の配置を工夫することで、ワンフロア当たり10戸を確保した」(同氏)という。

 1階にある約50平方メートルのラウンジのデザインには、大阪のクリエイターチーム「graf」が参加。“文字のエネルギーに触れる”をコンセプトに、大型の本棚を設置し、コミュニティやモノづくりなどをテーマとした本を並べているほか、ダイニングテーブルにもコンセプト内容を英字で彫り込んだ。壁一面を黒板塗装に仕上げ、イベント告知や自己紹介なども書き込めるようにしている。

 専有部は約6畳。シャワー、トイレ、洗面台の水回りも設置し、個室だけでも生活できる仕様にした。賃料は11万3,000~12万9,000円(最多価格帯12万円、別途敷金・礼金や割引プランもあり)。現在19戸が入居済みで、近隣の大手企業勤務者が多いという。グローバルエージェンツ代表取締役の山崎 剛氏は「プライバシーを確保しながらコミュニティを楽しめると好評。竣工前から多数問い合わせをいただいていた」と述べた。

 同社では今後、千葉の船橋、東京の日野、大泉学園で「ソーシャルアパートメント」をオープンしていく予定。


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