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東京・新宿で「既存不適格」マンションを建て替え/旭化成不動産レジデンス

 旭化成不動産レジデンス(株)は14日、「シンテンビル(左門町ハイツ)」(東京都新宿区)の建替事業を着工したと発表した。同社が手掛けるマンション建替え事業としては、18件目。

 同物件は、首都圏不燃建築公社が1962年に分譲した、地上11階地下1階建て、総戸数28戸・事務所1戸のマンション。2011年の東日本大震災により、老朽化と耐震性不足が露呈し、また敷地権が地上権(借地権)であり、その契約期間満了が迫ってきていたことから、建替推進を決意。同年6月、同社が事業協力者に選定され、13年2月権利者全員(28件)同意の上、等価交換方式による建替決議を成立させた。

 鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建、総戸数37戸(住戸36戸、事務所1戸、非分譲住戸7戸含む)のマンションに建て替える。地上権を設定し直すことで、従来と同じ地上権マンションとして再建する。新たな間取りは1K、1LDK、2LDK。

 現行の建築法規では容積率オーバーする「既存不適格マンション」のため、建て替えにより延床面積が4,068平方メートルから3,560平方メートルに減じ、住戸面積も43~50平方メートルから、25~53平方メートルとなる。販売開始は14年10月、竣工は16年1月を予定する。


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