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主要都市の店舗市場、需給バランスのひっ迫で空室は希少に/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は22日、東京、大阪、名古屋における、2014年第1四半期の路面店舗の市場動向を発表した。

 東京の主要な店舗マーケットの需給バランスは、ひっ迫した状況が続いており、テナントの各主要エリアへの出店ニーズは引き続き旺盛。しかしながら、テナントが魅力的と感じるエリアには空室がほとんど存在しないため、サブストリートにまで出店候補先を拡大していることが分かった。また、主要エリアで予定されている新規供給は少ないため、今後もひっ迫した需給バランスが続くと同社は分析している。

 大阪においても、需給バランスはひっ迫した状況が継続。とはいえ、14年は梅田、心斎橋のいずれのエリアでも新規供給が予定されているため、エリア全体の集客力の向上につながり、今後のマーケットの活性化に結び付くと期待している。

 名古屋の店舗マーケットの中核である栄エリアでは、アパレルを中心に出店ニーズの多い状況が続いているが、テナントの出店候補先が限られ、その限られた物件に空室がほとんどない状況。そのため、出店候補地を拡大する動きがみられており、受け皿不足の続く状況の解消につながることを期待したいとしている。


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