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ZEH住宅をパッケージ化。大容量ソーラーパネルなど搭載/パナホーム

大容量太陽光発電を搭載した「BlueEnergy」(エコ・コルディス)外観

 パナホーム(株)は23日、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)仕様をパッケージ化した戸建住宅を「Blue Energy(ブルーエナジー)」というブランドで展開すると発表。従来の制震鉄骨軸組構造「カサート」シリーズに搭載して、全国(北海道、沖縄および一部地域を除く)で販売していく。

 同ブランドは、同社とパナソニックグループの先進技術を生かした設備・仕様を採用することで、ネット・ゼロ・エネルギーを超える優れた創エネ・省エネ・活エネ性能を実現する住まい。「エコ・コルディス」をはじめとする「カサート」シリーズにおいて、ZEHパッケージ仕様の導入と新しいネーミングで展開していくもの。
 家全体で使うエネルギーをできるだけ少なく、創るエネルギーを多くすることで、地球環境と家計にやさしい住まいを実現。平均的な太陽光発電システム(4.5kW)の搭載量でも、「実質消費エネルギーゼロ」の暮らしを可能とする。

 屋根には、パナソニック製太陽光発電システム「HIT」を4.5kW以上搭載。厚さ216.5mmの外壁パネルで優れた断熱性能を実現するほか、地熱の活用により省エネにも貢献。また、エネルギーの見える化と対応機器の省エネ制御で節電効果を高める「スマートHEMS」も採用する。

 大容量の太陽光発電システムを搭載した「エコ・コルディス」においては、一次エネルギー自給率約300%の達成を実現。太陽光発電の売電額は年間45万円となり、年間光熱費は37万1,000円のプラスになる。また、1990年代前半の住宅と比較した場合は、光熱費を年間27万5,000円低減でき、年間売電額45万円と合わせて72万5,000円を節約できる。

 延床面積127.08平方メートル、2階建て、太陽光発電11.66kW搭載分を含む「エコ・コルディス」の場合の参考価格は、建物本体価格2,901万円~(消費税込み)。初年度は、1,800棟の販売を目指す。


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