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リニュアルマンションの仕入れ順調。不動産流通事業が伸長/コスモスイニシア

 (株)コスモスイニシア代表取締役社長の高木嘉幸氏は16日会見し、昨年11月に策定した中期経営計画の進捗状況などを明らかにした。

 同計画は、アセットビジネスの適正規模での展開に加え、不動産流通事業などのノンアセットビジネスを伸長し、売上拡大と営業利益率向上をねらうもの。2014年3月期の連結売上高674億円、営業利益17億円を、計画最終年度の2016年3月期に連結売上高880億円、営業利益40億円へと伸ばすのが目標。

 不動産流通事業は、買取再販事業であるリニュアルマンション事業の仕入れが進んでおり、13年7月から14年3月末までに首都圏123戸、近畿圏140戸を取得した。これらが、15年3月期以降、順次売り上げに寄与する見込みで、15年3月期には86戸・売上高23億円を計上する予定。「年間150~200戸の販売を巡航ペースとする予定」(高木氏)。

 また、不動産オーナーへのソリューション提案による事業拡大を図るため、オーナー・投資家を対象にした会員組織「不動産健康診断サービス」の会員増強を図っており、13年3月末の563名から、14年3月末には1,316名へと倍増した。

 これらにより、14年3月期の同事業売上高14億円、営業利益1億円を、15年3月期には27億円、営業利益6億円へと拡大する方針。


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