(公社)ロングライフビル推進協会(BELCA)は16日、第23回BELCA賞表彰式を開催した。
同賞は、良好な建築ストックの形成に寄与することを目的に、優れた改修や適切な維持保全を実施した既存建築物のうち、優秀なものを選出し、表彰するもの。10物件を選出した。
ロングライフ部門では、賃貸住宅「キングホーム代官山」と大学「神戸松蔭女子学院大学 六甲キャンパス」、拝殿「明治神宮 外拝殿」の3物件。ベストリフォーム部門ではホテル「裏磐梯高原ホテル」、大学「大阪大学会館」、共同住宅「たまむすびテラス」、小学校「つるぎ町立半田小学校管理教室棟」、大学「東京大学伊藤国際学術研究センター」、美術館「東京都美術館」、大学「東京理科大学神楽坂キャンパス」の7物件が選出された。
表彰式において同協会会長の山内隆司氏は、「同賞は1991年に設置され、今回で23回目。これまでにBELCA賞を受賞した物件数は226件となった。今後も同賞を通じて、優良な建築ストックの普及に寄与するとともに地球環境や資源問題にも貢献していきたい」と語った。