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シンガポールの不動産会社に資本出資/東急リバブル

 東急リバブル(株)は27日、海外事業戦略強化の一環として、シンガポールの大手不動産会社オレンジティー・ホールディングス社(OrangeTee Holdings Pte Ltd、以下、OTH社)への資本出資に合意、同社発行済株式の22.5%を取得すると発表した。

 同社は中国・上海に有限公司を設立するなど、海外事業を強化している。シンガポール国内では、13年5月、OTH社の100%子会社であるオレンジティー・ドットコム社(OrangeTee.com Pte Ltd、以下、OTC社)と業務提携。東南アジア諸国投資家へ向け日本不動産に関する情報提供をしてきた。OTC社はシンガポール国内の不動産取扱量では上位5位に入る大手不動産会社で、約2,100名の営業担当者が所属し、シンガポールを中心に、マレーシア、インドネシア、ミャンマー等での不動産関連ビジネスを展開している。
 
 OTH社への資本出資により、東急リバブルは経営に本格的に参画。シンガポールを海外戦略の重要拠点と位置付け、東南アジア諸国からのインバウンド仲介事業を本格推進する。また、同社グループ各社の海外戦略の活動拠点としての活用も検討していく。今後は、日系企業の海外進出にあたってのサポート事業、同社海外拠点間における取引拡大など、新たな事業機会の創出にも取り組む方針。


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