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新築戸建の成約価格、2ヵ月連続で上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社のネットワークにおける2014年11月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格、および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て1万594件、中古マンション1,060件。成約物件が新築戸建て1,769件、中古マンション685件。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,324万円(前年同月比3.3%上昇)と、4ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,327万円(同0.0%上昇・1万円上昇)で、2ヵ月連続のプラスとなった。東京23区の4,000万円以上の物件が低調で4,267万円(同6.0%下落)と大幅下落となったが、成約が多く比較的価格水準の高い東京都下・神奈川の成約増、埼玉の価格上昇により前年を上回った。ただし、上昇幅は2ヵ月連続で低水準にとどまっている。

 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,132万円(同4.0%下落)と11ヵ月ぶりにマイナスに転じた。成約価格は、1戸当たり2,187万円(同0.4%上昇)と、11ヵ月連続のプラスとなったが、上昇幅はこの11ヵ月で最低の水準。4エリアで上昇したが、成約の4割を占め価格水準も高い東京23区が2,742万円(同2.1%下落)と、20ヵ月ぶりに下落。4,000万円以上の物件比率が低くなったことで、上昇率は13年4月以来の低水準に落ち込んだ。また、1平方メートル当たりの成約価格も前年同月比0.8%の下落、20ヵ月ぶりのマイナスとなった。


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