サンフロンティア不動産(株)は6日、2015年3月期第3四半期決算説明会を開催した。当期の決算は5日のニュースを参照。
今後の事業方針として、東京都心に特化し富裕層を対象にワンストップサービスの提供による永続的なリレーションの構築を目指していくことに加え、新たな成長戦略を打ち出した。
支店網や現在展開している事業を拡充し利便性を高めるほか、同事業者を対象にM&Aを実施し、人材やサービスの強化を図る。また、台湾、香港・シンガポールなどの富裕層の東京へのインバウンド投資の強化に加え、インドネシア・ベトナムなどの東南アジアの大都市で販売活動を行なうなど、海外事業も積極的に展開する。売上よりも収益率を重視し、経常利益率20%を常に維持できるような事業体制を整えていく。
同社代表取締役社長の堀口智顕氏は説明会で、「リーマンショック後は、社内の内部改革を行ない強い企業体制を作ることに注力してきた。デフレ克服大方針の中、アベノミクスが改めて支持された状況で、今後デフレ下での思考や経営とは違うものとして、攻めの姿勢で事業に取り組んでいきたい」と語った。