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「現場力」のアップをテーマに会員セミナー実施/木住協

「今後はリフォームなどが注目される」と挨拶した熊専務理事
聴講した会員に「現場力」の向上を説いた遠藤氏

 (一社)日本木造住宅産業協会は16日、(独)住宅金融支援機構すまい・るホール(東京都文京区)で、会員向けの2014年度「経営セミナー」を開催した。会員企業社員など200人が集まった。

 セミナーに先立ち、同協会専務理事の熊 建夫氏が挨拶。厳しい状況が続く住宅市場に触れ、「少子化や人口減といった社会構造の変化を考えると、新築住宅は長期的に市場が縮小していくのは自明。今後はリフォームや不動産流通といった分野が注目されるだろう。木住協では今年、会員会社が持つ特許を協会が取得し、会員会社に横展開したいと考えている」と話した。また、同会が設立30周年を迎えるに当たり、「さまざまな取り組みを行なっていきたい」と意気込みを述べた。

 セミナーでは、早稲田大学ビジネススクール教授・(株)ローランド・ベルガー会長の遠藤 功氏が、「現場力を鍛える~『非凡な現場』をつくるために」と題して講演。遠藤氏は氷菓「ガリガリ君」でヒットを飛ばす赤城乳業(株)などの取り組みを紹介しながら、「現場にはさまざまなアイディアが眠っている。そのアイディアを引き出すことが“現場力”を高めることにつながる」などと語った。


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