不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

横浜・上大岡のスマートマンションが竣工。コミュニティ形成にも工夫/大京

「ライオンズ横浜上大岡ガーデンシティ」(ザ・イースト)外観。写真右側のラウンジ(集会室)は、「ザ・ウエスト」の居住者も共用。入居者コミュニティを活性化させる
総出力34kwの太陽光発電電力の全量買取サービスも導入し、電力一括受電なども併せ、月々の電力料金を21~27%削減できる見込み
「スマートコミュニTV」は、これまでパソコンや携帯電話、専用端末でしか確認できなかった電気使用量の「見える化」をテレビでも可能にしたもの。マンション内イベントの通知、マンション設備機器の点検交換案内、周辺の生活利便施設のお買い得情報等も配信し、単なるHEMSではなく、入居者同士、入居者と大京グループ各社とのコミュニケーション媒体としても機能させる

 (株)大京は、(株)ファミリーネット・ジャパンが提供する情報配信サービス「スマートコミュニTV」を初めて導入した分譲マンション「ライオンズ横浜上大岡ガーデンシティ」(横浜市南区、総戸数147戸)を竣工。19日、報道陣に公開した。

 同物件は、京浜急行線「上大岡」駅徒歩13分の社宅跡地に建設。地上6階建て111戸の「ザ・イースト」と地上6階建て総戸数36戸の「ザ・ウエスト」の2棟で構成する。2棟の建物で1つの団地管理組合を組成し、ラウンジ等それぞれの共用施設を共有することで、入居者コミュニティを活性化させる。

 「スマートコミュニTV」は、これまでパソコンや携帯電話、専用端末でしか確認できなかった電気使用量の「見える化」をテレビでも可能にしたもの。マンション内イベントの通知、マンション設備機器の点検交換案内、周辺の生活利便施設のお買い得情報等も配信し、単なるHEMSではなく、入居者同士、入居者と大京グループ各社とのコミュニケーション媒体としても機能させる。

 同システムに加え、電力一括購入サービスや、総出力34kWの太陽光発電電力の全量買取サービスも導入し、月々の電力料金を21~27%削減できる見込み。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積56~85平方メートル。換気機能付き玄関ドア、換気ストッパー付サッシ、グリーンカーテンフックなどで外気を取り入れ、快適な室内環境を作る「ライオンズパッシブデザイン」を、今年4月からの全物件採用を前に導入。また、1階の専用庭付き住戸(24戸)では、ガーデニング、子育て、バイクメンテナンス、リラクゼーションなど4種類の活用を提案する「プラスフィールドガーデン」を導入。大型のバイクなどが定置できるよう管理規約にも柔軟性を持たせ、1階住戸に付加価値を持たせた。

 2013年11月からプレセールスを開始し、これまでに107戸を契約済み。購入者は、86%が横浜市内在住。30・40・50歳代がそれぞれ3割ずつを占め、多世代に評価された。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら