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電気自動車と連携した減災型・サ付き住宅発売/積水化学住宅カンパニー

「進・ハーベストメントV to Heim」外観

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは、電気自動車と連携する「V2H(Vehiclw To Home)」システムを搭載したサービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメントV to Heim(ブイ トゥ ハイム)」を4月1日より販売する。

 同商品は、電気自動車の環境にやさしく経済的で、災害時の「安心感」などの特徴を生かせるV2Hシステムと10kWの太陽光発電システムを標準搭載した減災型の高齢者住宅。電力会社から調達する電力、太陽光発電システム、電気自動車の3電源が利用可能。

 日頃の営業活動や生活支援サービスに電気自動車を利用することで、燃料代を削減でき、太陽光発電システムで発電した電力は高齢者住宅内で消費するほか、余剰電力は電力会社に売電することができる。また、災害時の停電で電力供給が途絶えた時でも太陽光発電システムで発電した電力により、テレビや電気自動車を充電できるほか、あらかじめ設計された回路へ最大約6,000Wの電力を供給し、利用することが可能。また、高い耐震性能と高気密・高断熱の躯体で冷暖房費を削減、部屋ごとの温度差を少なくすることで「ヒートショック」を軽減する。

 複合的な在宅介護サービス事業と高齢期のライフステージに対応した地域包括ケアを運営するセキスイオアシス(株)、グループホームや訪問介護などを運営する(株)ヘルシーサービスの介護サービスノウハウ、住宅設備機器の製造・販売をする積水ホームテクノ(株)の介護・自立支援設備を採用するなど、積水化学グループが一体となってサービスを提供していく。2015年の販売目標は20棟。


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