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東京・江古田で多世代に育まれるまちづくりを推進/UR都市機構、積水ハウス

A・C街区全体イメージ

 (独)都市再生機構(UR都市機構)と積水ハウス(株)は5日、東京都中野区江古田三丁目地区A・C街区の土地譲渡契約(A街区)、および70年間の一般定期借地設定契約(C街区)を締結した。

 A街区に、敷地面積1万7,739.47平方メートル、延床面積4万7,304.56平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階地下1階建ての分譲マンション(532戸)を建設。C街区には、敷地面積1万5,789.20平方メートル、延床面積4万37.78平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地上14階建ての賃貸マンション(260戸)、学生寮(130室)、サービス付き高齢者向け住宅(122戸)、介護付有料老人ホーム(100室)を建設する計画。
 「コドモイドコロのある街『こどもたちの成長を通して未来へと続く街』」をテーマに、こどもを軸とした多世代により育まれる持続可能なまちづくりを推進していく。
 
 江古田の森公園とつながる在来樹木を中心とした植栽による鳥、昆虫等の生態系に配慮するほか、周辺住民を含め多世代が集い、住民活動の拠点となる「地域リビング(リブインラボ)」を設置。また、災害時の自立性を高めるため、太陽光発電、非常用発電、大型燃料電池などによる電源多重化も目指す。

 今後、B街区の事業者(医療法人財団健貢会、(一財)脳神経疾患研究所)を加えた3者で「江古田三丁目地区まちづくり協議会」を立ち上げる。建設工事着工は2016年4月頃、竣工・入居開始は18年の予定。


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