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リフォーム潜在需要、「予算100万~300万円」がトップ/リフォーム推進協調査

 (一社)住宅リフォーム推進協議会は3日、第9回「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は14年10月1~10日。調査対象は、持ち家に居住する30歳以上の全国男女で10年以内のリフォーム検討者。有効回答は1,000件。

 10年以内にリフォームを希望する住宅の築後年数は、戸建てでは「築後30年以上」が33.1%と最多。マンションでも22.7%を占めていたが、20年未満が48.9%となるなど、比較的新しい住宅のニーズが高かった。

 リフォーム予算については、50万円未満から1,000万円以上までバラツキが大きいが、件数で見ると「100万~300万円未満」(戸建て41.1%、マンション47.6%)の層が最多。平均値は、戸建て295万円、マンション237万円となった。

 リフォームの動機については全体的に「設備の更新」(41.2%)がトップ。具合的な工事の場所は、「浴室」、「洗面・トイレ」など水回りが多いが、これらの水回り関連の工事は、築後20年未満で検討されているケースも多いことが見て取れた。

 また、リフォームに際しての不安では、「見積もりの相場や適正価格がわからない」(42.9%)という回答が最も多く、次いで、「施工が適正に行われるか」(39.1%)、「いろんな業者特徴を比較しにくい」(25.1%)といった業者に関連する不安が多く挙がっている。

 なお、業者情報の入手先としては「いつも工事を依頼している業者」(19.1%)の比率が下がり、「インターネット」(32.8%)の比率がアップしていた。


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