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マンション管理員5,000人のための体験型研修施設を公開/大京アステージ

「給水設備ゾーン」には、揚水ポンプ・加圧式給水ポンプ・直結増圧ポンプが設置されており、操作方法と警報発報時の対応などの研修を行なう
実際の放水訓練が体験できる「消火ポンプゾーン」

 (株)大京アステージは12日、同社研修施設「大京グループ東京研修センター」(東京都渋谷区)の報道陣向け見学会を開催した。

 同センターは2005年4月に設立。東京都の認定訓練実施校に認定された研修施設で、大京グループ社員および全国約5,000人のマンション管理員を育成するための研修を行なっている。

 センター内は、マンションの設備や施設を11のゾーンで再現。見学会では、管理事務室を再現した「管理員オフィスゾーン」で各種警報盤や最新防犯システム操作を、「音響体験ゾーン」で床衝撃音や建物内騒音などを体感したり、「消火ポンプゾーン」では実際に放水訓練を体験した。

 これまでに、同センターでは約1万4,500人の管理員が研修を受講。入社時に4日間、3ヵ月後のフォローアップ研修、1年後のスキルアップ研修、3年経過した時点でのベテラン研修など、管理員の育成を段階的に行なっている。

 同社マンションサポート業務部マンションサポート研修課課長の東 浩一郎氏は「設備等の知識はもちろんだが、管理員の仕事は『資産管理を高める仕事』だということを伝え、業務に誠実に向き合ってもらえるよう指導していきたい」などと話した。


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