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管理戸数シェア、四国、九州・沖縄が高い伸び/マンション管理業協会調査

 (一社)マンション管理業協会は13日、2009年~14年の「マンション管理受託動向調査」の分析結果を公表した。同協会が毎年実施しているマンションストックに占める会員社のシェアや会員の自計申告方式によるアンケート調査結果の直近5年間について分析したもの。

 14年4月1日時点での当協会会員が受託しているマンションは、8万9,390組合(09年比1万1,086組合増)・10万7,289棟(同1万1,773棟増)・550万5,549戸(同68万7,868戸増)。戸数の伸び率は14.3%。全国のマンションストック数に対し、当協会会員が受託しているマンション管理戸数が占める割合は91.1%(同3.4ポイント増)と増加した。

 地区別の管理戸数のシェアは、09年、14年とも関東の割合が約55%、続いて近畿が約22%で、関東と近畿で約8割を占めている。一方、戸数増加率では、四国が21.9%、九州・沖縄が15.6%と高く、関東・近畿以外でもマンションが増加していると分析している。

 同協会の会員社数は419(同37減)で、5年間毎年減少傾向。ただ受託規模別では、受託戸数3,000戸未満、5,000戸未満、1万戸未満、3万戸未満の会員の割合は5年間であまり動きが見られなかったのに対し、3万戸以上の会員の占める割合は9.7%(同2.8ポイント増加)と増加していた。


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