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東京・小石川の高級低層マンションが竣工。実需富裕層が支持/住友不動産

「インペリアルガーデン」外観。写真左奥が小石川植物園で、周囲の住宅街に溶け込むよう、外壁にはアースカラーのタイルを用いる。またガラスバルコニーではなく、格子を多用している
モデルルーム内部。1階は、地上レベルより約1m掘り下げているが、ハイサッシにより採光を確保。アウトフレームとハイサッシですっきりした室内を実現している

 住友不動産(株)が建設を進めてきた低層分譲マンション「インペリアルガーデン」(東京都文京区、総戸数167戸)が竣工。19日、報道陣に公開した。

 同物件は、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅徒歩9分の社宅跡地に建設された、地上4階建ての低層マンション。建設地は都内有数の文教エリアで、東側を小石川植物園に隣接。総面積は1万平方メートルを突破する。

 建物は、南傾斜の高台立地を活かした4棟構成。植物園や住宅街と調和を図るため、外壁はアースカラーのボーダータイルを使用。植栽をふんだんに施した上、ルーバー庇で圧迫感を解消している。植物園に接する東側と南側住棟を専有面積90~100平方メートル、その他を75~80平方メートル台とした。1階は植栽に囲まれた内廊下で、そこから2戸1エレベーター、フロアセキュリティを介し住戸にアプローチすることでプライバシーを強化した。

 住戸は、3LDK・4LDK、専有面積70~102平方メートル。低層マンションながらリビング天井高2,500mmを確保。リビングサッシは2,400mmのハイサッシとしている。また、水回りを含めた間取り変更に無償対応する「カスタムオーダー」に、60戸余りが対応している。

 2013年6月からプレセールスを開始。これまでの総反響数は約6,000件。100戸を売り出し87戸が契約済み。販売済み住戸の価格は7,000万~1億7,000万円台、坪単価400万円。地元比率は4割、世代は20~60歳代までほぼまんべんなく、2人以上のファミリーが95%を占め、持ち家からの住み替えが4割を超えるなど、富裕層の実需ニーズに支持されている。


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