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東京・神田で博報堂旧本館を復元した複合ビルオープン/博報堂ほか

「テラススクエア」外観イメージ
庭園広場イメージ

 (株)博報堂、住友商事(株)、三井住友海上火災保険(株)、(株)大修館書店および安田不動産(株)は5月15日、5社共同で開発中の「テラススクエア」(東京都千代田区)をグランドオープンする。

 東京メトロ半蔵門線・都営新宿・三田線「神保町」駅徒歩2分。東京メトロ東西線「竹橋」駅徒歩5分に位置。鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)地上17階地下2階建ての、商業施設(1~2階)、カンファレンスゾーン(3階)、オフィス(4階~17階)からなる複合ビル。敷地面積6,049.85平方メートル、延床面積5万2,850.49平方メートル。

 ビルの一部に、1930年竣工の古き良き東京の面影を残した博報堂旧本館を復元。同建物の1階に、「生活者発想」と「パートナー主義」を企業理念に掲げる博報堂と、「カフェ&バー プロント」が共同で、全国初となる「HASSO CAFFÈ with PRONTO(ハッソウ カフェ ウィズ プロント)」を出店する。
 「HASSO」は「発想」を意味し、「発想クロッシング」をコンセプトに、多様な思考や刺激が交差しあうよう、店内には大きな存在感の展示スペース「発想の壁」や、入口から出口にかけて帯のように連なるテーブル「発想の卓」、窓を通して外部へと思考を解き放つ「発想の窓」を配置。空間を活用しながら人それぞれの中に「ひらめき」が生まれる仕掛けを施し、セミナーやワークショップなどイベントの開催も予定している。
 また、屋上部分となる3階には、日本初の飲食店特化型都市型農園「テラスファーム」を設置。蕎麦居酒屋など、契約店舗3店舗が、各店で育てた野菜を用いたメニューを提供する。

 商業ゾーンには、生演奏に合わせ酒と料理が楽しめる新業態「鉄板焼バー Cava(サヴァ)?」や東京・中野で人気の日本酒バル「青二才」など、全国初出店1店舗、新業態2店舗、商業施設初出店4店舗を含む計10店舗が出店する予定。各フロアには、緑豊かな広場に面し計200席以上のテラス席も設置する。

 また、落葉樹を中心とした約70本の樹木や、水路、彫刻家の長澤英俊氏によるアート作品を設置した1,000平方メートル超の庭園広場も設置。緑豊かで解放的な空間を演出する。


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