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自然素材を採用した伝統的賃貸住宅など発売/大和ハウス工業

城下町や宿場町向けの賃貸住宅
「セジュールウィット 京和風」外観イメージ

 大和ハウス工業(株)は8日、城下町や宿場町向けの自然素材を採用した伝統的賃貸住宅と、2階建て和風賃貸住宅「セジュールウィット 京和風」を発売した。

 自然素材「土・木・紙」を採用した賃貸住宅で、全国の城下町や宿場町など、まち並み規制の厳しい地区の顧客をメインターゲットに据えた商品。外観に日本の伝統的な仕上材である漆喰の塗り壁や土壁を採用。屋根には三州瓦や淡路瓦を取り入れ、数寄屋風の切妻屋根や入母屋など歴史的まち並みに調和する屋根形状を提案する。
 また、火災が懸念される地域では日本古来の面影を感じさせる防火壁のうだつを採用。金沢市や京都市など、間口が狭く奥行きが深い短冊形の敷地にも対応する。内装は畳やふすま、障子など日本の風情を感じさせる建具を採用し、柱や梁等の構造軸組材に国産材を活用するなど日本建築の技法や意匠を取り入れる。

 一方、「セジュールウィット 京和風」は、シリーズ累計約11万2,000戸を販売してきた2階建て賃貸住宅「セジュールウィット」の和風商品。

 鉄骨造2階建てで、外観は化粧妻飾りや窓前格子、連なる庇、日本の伝統ある和形瓦などを採用することで、居住空間の細やかな部分にも日本建築の技法や意匠を取り入れた。また、外装・内装には和の洗練を感じさせる塗り壁調の外装材や壁紙をベースに、伝統の色味を採用する。

 販売価格は坪当たり60万円(税別)~。販売目標は年間120棟。

 同社は、相続税非課税枠の縮小に伴う賃貸住宅の建設需要の高まりに対応するため、商品のラインアップを拡充し、賃貸住宅の発売を強化していく。


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