不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

14年度の新設住宅着工14万戸、5年ぶりに減少/東京都

 東京都は11日、2015年3月および同年第1四半期、14年度年計の新設住宅着工統計を発表した。

  3月の新設住宅着工戸数は1万1,299戸(前年同月比6.7%増)。持家は減少したが、貸家、分譲住宅は増加し、全体でと2ヵ月連続の増加となった。
 利用関係別でみると持家は1,360戸(同3.8%減)と14ヵ月連続の減少、貸家は5,630戸(同14.1%増)と5ヵ月振りの増加、分譲住宅は4,269戸(同2.0%増)2ヵ月連続の増加となった。そのうちマンションは2,527戸(同1.0%増)、一戸建ては1,721戸(同5.6%増)。
 地域別では、都心3区が784戸(同181.0%増)、都心10区が3,061戸(同35.1%増)、区部全体が8,828戸(同9.5%増)、市部が2,447戸(同1.6%減)だった。

 15年第1四半期の新設住宅着工戸数は3万4,985戸(前年同期比5.4%減)と4期連続の減少。利用関係別でみると持家は3,863戸(同11.1%減)、貸家は1万4,695戸(同9.9%減)、分譲住宅は1万6,272戸(同4.4%増)。そのうちマンションは1万1,627戸(同7.8%増)、一戸建ては4,530戸(同4.1%減)。
 地域別では、都心3区が3,776戸(同12.2%増)、都心10区は9,488戸(同14.8%減)、区部全体は2万7,273戸(同5.9%減)市部は7,621戸(同3.0%減)となった。

 14年度の新設住宅着工戸数は14万430戸。前年度比では、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、全体で5.1%減と5年振りの減少となった。
 利用関係別では、持家が1万7,348戸(前年度比18.8%減)、貸家が5万9,921戸(同3.6%減)、分譲住宅が6万1,170戸(同2.8%減)。うちマンションは4万487戸(同1.8%減)、一戸建ては2万190戸(同5.0%減)。
 地域別では、都心3区が8,548戸(同9.6%減)、都心10区が3万3,865戸(同10.9%減)、区部全体が10万7,639戸(同2.9%減)、市部が3万2,324戸(同11.7%減)。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら