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「MIPIM」日本初開催。日本不動産への投資をアピール

「魅力的な投資先となるべく努力していく」と話す不動産団体連合会会長の岩沙弘道氏
出展ブースエリアの様子

 リードミデム(フランス・パリ)は20日、ザ・プリンスパークタワー(東京都港区)で、「MIPIM JAPAN」を開幕した。

 MIPIMとは、同社が実施する不動産プロフェッショナル国際マーケット会議(Marche International des Professionnels de l ‘Immobilier)。フランスのカンヌで、1990年より毎年行なわれており、2006年からはアジアの投資家を対象に、香港でMIPIM ASIAを開催してきた。今回の「MIPIM JAPAN」は、日本で初開催となる。

 20~21日の2日間にわたり、日本で実施されている数々の都市開発プロジェクトを紹介する。さまざまなテーマのカンファレンスプログラムも多数行ない、東京、大阪、名古屋、福岡といった主要都市のほか、ディベロッパー、建築、住宅、金融などの幅広い企業がブースを出展。日本への投資をアピールする。その他、出席者の交流を図るためのイベントや、主要都市を巡るオプショナルツアーなども実施する。

 初日の20日は、オープニング基調講演に、三井不動産(株)会長・不動産団体連合会会長の岩沙弘道氏が登壇。日本各地で開発が進む日本の現状について説明。日本の経済状況や投資市場としての日本の魅力などについて「日本はアベノミクスにより、長かったデフレの状況から脱却しようとしている。より魅力的な投資先とすべく、官民で協働して努力していく」とアピールした。また多数のカンファレンスが行なわれ、どこの会場もたくさんの人で溢れた。

 なお21日には、舛添要一東京都知事が、「2020年オリンピック・パラリンピックとその先を見据えた東京のまちづくり」と題した基調講演を行なう予定。


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