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マレーシアで戸建住宅事業を開始/大和ハウス工業

「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)プロジェクト」完成予想図

 大和ハウス工業(株)は11日、マレーシアのディベロッパー最大手Sunway Berhad(以下、サンウェイ社)と共同で、プレハブ工法による戸建住宅の開発・販売に取り組むための業務提携を締結。戸建住宅の開発・販売を行なう合弁会社Daiwa Sunway Development Sdn Bhd(以下、DSD社)を設立し、戸建住宅事業をスタートした。

 DSD社は、2015年夏より、マレーシア ジョホール州南部のイスカンダル開発地区の総合都市開発「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)プロジェクト」地内の約5.3haに、100戸の戸建住宅の建設、16年春より販売を開始する。

 同プロジェクト地内は、法人税の免税や外国人投資規制撤廃等の特別規制緩和エリア。シンガポール共和国とマレーシアを結ぶ「セカンドリンク大橋」からも近く、シンガポールまで車で約5分の距離に位置する。

 使用する建築資材や住宅設備機器は、多くを現地で調達。在来工法と比較すると約半分の約5ヵ月を工期とする。
 躯体構造は、軽量鉄骨造のパネル併用構造を採用。耐久性と省エネルギー性に優れた同社独自のマレーシア版オリジナル外壁システムを標準装備する。また、天井高は3.4mと日本の約1.5倍の高さに引き上げ、天井設置のシーリングファンを利用して空調効率を高める。
 さらに、同社オリジナルのHEMSやフレンドリーデザインの建具をはじめ、日本の最先端技術を採用する。

 メインターゲットは、現地国内に住むマレーシア人や周辺国の富裕層。セミデタッチハウス/クラスターハウス(約300平方メートル)が90戸、バンガロー(300平方メートル超)が10戸開発する予定。
 販売予定価格は7,000万円台~9,000万円台。

 竣工は17年(第1期)~18年(第2期)を予定している。


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