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千葉県市川市の猫共生専用リノベ賃貸マンション、見学会開催/クラシヲ

本棚兼用のキャットウォークを壁2面に用意したほか、サッシ上部には見晴台も設置。猫が部屋の3面を移動して遊べるようにしている
棚は位置を変えることが可能。取り外してより広く部屋を使うこともできる
くぐり戸を2ヵ所用意。ドアを開閉することなく、猫が家中を移動できる

 (株)クラシヲ(東京都葛飾区、代表取締役:杉浦雅弘氏)は3日、同社所有物件「KURASHIWO南行徳」(千葉県市川市)の1室を猫専用物件「necoto」にリノベーション、見学会を開催した。

 「necoto」とは、同社が猫との共生を前提にさまざまな工夫を凝らしリノベーションした物件のコンセプトブランド名。
 今回、リノベーションを実施した部屋は、東京メトロ東西線「南行徳」駅徒歩13分、鉄筋コンクリート造4階建ての2階の住戸。専有面積は40.50平方メートル、2DK。

 DK隣接の居室には、本棚としても使用できるキャットウォークをL字型に2面配置。さらにサッシ上部には見晴台を設置することで、猫が3面を移動できるように工夫した。DKと隣の居室の壁下部にはくぐり戸を取り付け、ドアが閉まっていても猫の移動を妨げないようにしている。
 また、壁には抗菌・汚れ防止機能を持つ強化クロスを採用。網戸にはグラスファイバーネットを使用したほか、猫脱走防止の補助鍵も取り付けている。

 賃料は9万5,000円(別途共益費2,000円)。

 同社では、今後も「猫専用共生型」の部材や仕様を導入した物件を「necoto」としてブランディングしていき、築20年超の競争力が落ちてきた賃貸物件を中心に、空室解消・家賃回復を実現する手法として、賃貸物件オーナーへの提案を積極的に進めていく考え。
 なお、necoto仕様を導入した新築物件も、来春に2棟、竣工を予定している。


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