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NTTUD、ビル空調をAI制御し快適性と省エネを両立

 NTT都市開発(株)は22日、NTTコミュニケーションズ(株)、(株)NTTデータが提供する屋内環境予測AIを活用した空調最適制御サービスを保有するオフィスビル共用部に導入すると発表した。

 同サービスは、天候・室内温湿度・人流などのデータを用いてAIが室温の変化やビル滞在者の快適性を予測、先回りして空調制御を行なうことで、快適性と省エネルギーを両立させるもの。人の動きがある商業スペースや展示場、オフィスエントランスなどの共用空間に導入しやすいという。空調設備の入れ替え等は不要で、クラウド上での分析と制御指示を行なう仕組みを付加することで導入できる。

 2022年8月にNTT都市開発が保有する「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(名古屋市東区)の共用部でフィールド実証を行なった結果、空調エネルギー使用量を約30%削減できたことから、同ビルを含む5つのビルへの導入を決定した。


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