不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

千葉・津田沼で1棟リノベ事業第2弾/ジェイアール東日本都市開発

築37年の社宅を1棟リノベーションした「アールリエット津田沼」外観
すべての住戸に入居者がカスタマイズできるフリーウォールを設定
1LDKではカウンターキッチンタイプも

 (株)ジェイアール東日本都市開発は、1棟リノベーションの賃貸マンション「アールリエット津田沼」(千葉県船橋市、総戸数60戸)を竣工。7日にプレス向け内覧会を開催した。

 旧社宅を再生し、良質な住宅を提供するという、リノベーション事業「アールリエット」シリーズ、第2弾物件。設計・監理は第1弾同様、(株)オープン・エーが担当した。

 敷地面積1,970.52平方メートル。延床面積2,599.77平方メートル。1978年築の壁式鉄筋コンクリート造地上4階建て。JR「津田沼」駅徒歩7分に立地し、「JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業」施行地区「奏の杜」に隣接する。ジェイアールバス関東(株)の社宅だった同物件を、ジェイアール東日本都市開発が借り上げて、賃貸住宅にリノベーションを行なった。リノベーション費用は両社で出資している。

 階段室型で、1区画2戸であった住戸配置を1区画3住戸に変更。単身・DINKS等の多様なニーズに対応できるよう、異なる5タイプの住戸を揃えた。「同物件は船橋市と習志野市の市境に立地するため住宅内で学区が分かれてしまうこと、また周囲にファミリー物件が多いことから、シングル、カップルなどをターゲットに置いた」(ジェイアール東日本都市開発オフィス・住宅事業本部住宅事業部部長・佐藤憲二氏)。
 また、周辺賃貸住宅との差別化として、各住戸には入居者がビス打ち、塗装等、造作を自由にでき、退去時の原状回復が不要の「カスタマイズウォール」を設置。断熱性能の向上・内装設備の一新等により住宅性能の向上した。

 間取りはワンルーム~1LDK。専有面積が37.42~51.32平方メートル。賃料が6万8,000~10万円。7月26日より募集開始したところ反響は高く、申し込みが入っている状況。入居開始は9月1日。

 同社は今後もJRグループの低・未利用社宅をリノベーションしていく方針。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら