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スノーピークと提携。「アーバンアウトドア」テーマにしたリノベ展開/リノベ不動産

スノーピークとのコラボレーションによる「アーバンアウトドア」リノベーションのモデルルーム。リビングに当たる「アーバンアウトドアフィールド」に置かれる家具や食器類は、すべてスノーピーク製品。家に居ながらにしてアウトドア気分が味わえるだけでなく、そのままアウトドアに持ち出せる。室内も自然部材を多用している
玄関は大きな土間空間としてアウトドア用品を収容できるようにしたほか、バルコニー・土間・アーバンアウトドアフィールドは連続空間としていつでもアウトドアライフを楽しめるようにした
寝室空間にあたる「プライベートリビング」は、タープで区切ることもできるようになっている

 中古住宅購入とリノベーションのワンストップサービスの全国ボランタリーチェーンネットワーク展開しているリノベ不動産(株)(横浜市西区、代表取締役:鎌田友和氏)はこのほど、「snowpeak」のブランドでアウトドア商品の開発・販売を手掛ける(株)スノーピーク(新潟県三条市、代表取締役:山井太氏)と提携。「アーバンアウトドア」をテーマにしたリノベーション提案を共同で展開していく。

 スノーピークの目指す「アーバンアウトドア」(都市生活の中で自然を感じ取れるライフスタイル)と、リノベ不動産の目指す「自分らしいライフスタイルをかなえる住まいづくり」というコンセプトが共通しているとして提携に至ったもの。「ストレス社会の中で、アウトドアは自分らしさを取り戻せる空間。住まいを“大人が子供に帰ることができる場所”にしたい」(鎌田社長)。スノーピークも、同社とのコラボを通じ得たノウハウを、住関連分野での新商品開発に生かす。

 提携に当たり、リノベ不動産本社ショールームに、スノーピークのショールームを設置。横浜・反町の中古マンションの一室を、コンセプトモデルルームとしてリノベーションした。

 改装したのは、1997年築のマンション(専有面積62平方メートル)。室内は、3LDKをフルスケルトン化し、ワンルームに。キッチンを中心とした26畳の空間を「アーバンアウトドアフィールド」として、スノーピークのアウトドア用品をそのままリビングの家具として配置した。玄関は大きな土間空間としてアウトドア用品を収容できるようにしたほか、バルコニー・土間・アーバンアウトドアフィールドは連続空間としていつでもアウトドアライフを楽しめるようにした。また、寝室空間にあたる「プライベートリビング」は、タープで区切ることもできるようになっている。フローリングや壁材、建具などは自然素材をふんだんに使用した。

 リノベーション費用は、総額約1,000万円。このうち、スノーピーク商品は約100万円で、リフォーム部材と同じ扱いで住宅ローンに組み込むことが可能。リノベーションコンセプトと部材、仕様はネットワークで共有していく。今後は、他の加盟店舗にも同様のコンセプトのショールーム・モデルルームを設置してもらう方針。


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