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営業現場でVR活用を加速/三菱地所

VR素材例

 三菱地所(株)は22日、バーチャルリアルティ(VR)技術を活用した「VR内覧」サービスを、住宅・オフィスの営業現場に導入すると発表した。

 (株)電通と協働で、オフィスや住宅の高精細全天球パノラマ画像を制作。周囲を全方向見回せる画像をヘッドマウントディスプレイやスマートフォン・タブレット端末に表示して、顧客に見せるというもの。
 自身の動きに連動して、全方向の画像を高い画質で見ることができるため、実物の住宅・オフィスの中にいるかのような体験ができる。未竣工の物件をよりリアルに体験できると共に、遠隔地にいて実物の物件を見ることが難しい顧客に対しても、物件をアピールできる。

 住まいの総合窓口「三菱地所のレジデンス ラウンジ」(東京都千代田区)に機器を設置し、「VR内覧」サービスを開始する。すでに「ザ・パークハウス 京都鴨川御所東」(京都市上京区)を含め関西圏の分譲マンション・注文住宅の計3物件のモデルルーム・ホームギャラリーの素材を提供。ビル事業では開発中の「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」の営業現場でも導入している。

 今後は、全国の分譲マンション・注文住宅の3D画像を制作し、「三菱地所のレジデンス ラウンジ」に視聴機器を設置することで、ワンストップで日本各地の住宅を検討できる環境整備を目指す。他エリア物件にも素材を拡大する計画。


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