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資産開発事業の反動減をホテルリゾート事業が補い増収増益/サンケイビル16年3月期第2四半期決算

 (株)サンケイビルは9日、2016年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~9月30日)の連結売上高は393億4,800万円(前年同期比77.4%増)、営業利益30億9,800万円(同3.3%増)、経常利益21億1,400万円(同13.5%減)、当期純利益9億7,900万円(同28.1%減)。新規に連結した(株)グランビスタ ホテル&リゾートの業績が寄与し、大幅に増収。また、前期の大手町連鎖型再開発に係る販売利益の反動減による資産開発事業の減益も、インバウンド需要でホテルリゾート事業が補い増収増益となった。

 主力のビル事業では、東京サンケイビルは増収となったが、大阪ブリーゼタワーが減収になったことにより減収減益。売上高68億4,200万円(同1.4%減)、営業利益11億3,400万円(同3.2%減)。住宅事業も、販売戸数が260戸(同94戸増)と増加したことにより、増収となったが、前期賃貸マンションの売却益の減を補えず減益。売上高124億1,300万円(同47.5%増)、営業利益12億700万円(同16.5%減)となった。

 資産開発事業は、前述の反動減により売上高5,800万円(同97.3%減)、営業損失1億6,500万円(前年同期:営業利益14億4,500万円)。新規のホテルリゾート事業は、売上高151億400万円、営業利益12億8,700万円。


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