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賃貸、不動産販売事業が業績を牽引。営利847億3,100万/住友不16年3月期第2四半期決算

 住友不動産(株)は10日、2016年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~9月30日)は、連結営業収益3,613億9,300万円(前年同期比4.4%増)、営業利益847億3,100万円(同11.6%増)、経常利益732億9,700万円(同18.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益471億5,700万円(同24.4%増)。
 オフィスビル市況の改善が続く不動産賃貸事業と、分譲マンションの売上計上が増加した不動産販売事業の主力2事業が業績を牽引し、増収増益となった。

 不動産賃貸事業では、既存ビルの収益改善と、前期竣工の「住友不動産御成門ビル」(東京都港区)、「住友不動産平河町ビル」(東京都千代田区)の通期稼働が寄与し、営業収益は1,522億7,000万円(同7.5%増)、営業利益594億5,100万円(同11.7%増)。
 
 不動産販売事業については、「グランドミレーニア(南池袋)」(東京都豊島区)をはじめ、マンション、戸建て、宅地で計1,989戸(同24戸増)を販売計上。営業収益は1,024億5,000万円(同9.5%増)、営業利益は216億1,100万円(同19.4%増)となった。通期予想に対する営業利益進捗率は49%、マンション契約戸数は2,839戸(同313戸増)、通期計上予定戸数(5,400戸)に対する契約率は約85%で推移している。
 
 不動産流通事業は、仲介件数が1万8,123件(同7.4%増)と、第2四半期累計での過去最高を更新。営業収益は288億9,500万円(同9.1%増)、営業利益は78億2,600万円(同28.8%増)となった。なお、取扱高は5,207億6,600万円(同2.1%増)。

 通期については、連結営業収益8,500億、営業利益1,740億円、経常利益1,470億円、親会社株主に帰属する当期純利益880億円を見込んでいる。


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