(株)タカラレーベンは、2017年度をめどにREIT市場に参入する。13年10月にアセットマネジメント業を手掛けるタカラ投資顧問(株)を設立しており、今後REIT組み入れを前提とした物件取得を進めていく。
同社は、分譲マンション事業の仕入れの一環として、首都圏の駅前・駅近の商業ビルや住宅を、1物件10億円前後で仕入れている。これらは数年間運用したのち、分譲マンション用地に転用するか、新たな収益物件に建て替える方針。
また、不動産賃貸事業のポートフォリオとしても、首都圏や地方都市で商業ビル取得を進めており、常時ポートフォリオの見直しを進めている。組成を予定しているREITは、これらの賃貸住宅や商業ビルを中心に組成を計画している。
上場時の資産規模等は未定だが、同社代表取締役社長の島田和一氏は「地方都市の一等地物件を中心にすることで、他のREITとの差別化を図りたい」と抱負を語る。
なお、同社はメガソーラー発電施設による東証インフラファンドへの上場も準備しており、現在12施設(発電量約18MW)が稼働、32物件(約102MW)の開発・取得・稼働にめどをつけている。