不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

「パワーホーム」拡販へ横浜の大型展示場へモデルハウス/すてきナイスG

ナイスホームのモデルハウス。1階部分はオープンカフェ、2・3階部分がモデルルームとなっている
1階のカフェスペースはオープンデッキから気軽に入ることができる。床はナラ材の無垢フローリング。写真左側の扉が、モデルハウスの入口
住宅展示場は、土地無し客も数多く来場することから、ナイスの仲介ネットワークから神奈川エリアの土地情報を取り寄せ、提供することで、ワンストップの住宅建設提案を行なっていく

 すてきナイスグループは21日、一戸建ての主力商品「パワーホーム」の神奈川エリアでの販売拡大を目的に、総合住宅展示場「tvkハウジングプラザ横浜」(横浜市西区)にモデルハウスをオープンする。同社が、住宅展示場にモデルハウスを開設するのは初めて。

 「パワーホーム」は、長期優良住宅を上回る基本性能を持ちながら、設計・施工や資材の無駄をなくし、2,000万円前後で取得できることをウリにした企画型注文住宅で、グループで注文住宅事業を担うナイスホーム(株)が企画・開発・販売している。耐震性、高気密・高断熱による省エネ性能を生かし、CASBEEの取得やLCCM住宅などで差別化。東日本大震災被災地では、同商品をベースにした復興応援型住宅「フィニーチェホーム」として、地元工務店との合弁会社を通じ供給している。15年3月期には、パワーホーム・フィニーチェホーム合わせ、458戸を計上している。

 同社グループのお膝元である神奈川エリアでは、人気駅・人気の小学校学区・良好なまち並みのエリアを厳選、住宅街にフィットしたパワーホームを建設。地域密着で集客する「街かどモデルハウス」として県下6ヵ所に開設し、主な集客手段としていたが、パワーホームの知名度向上とより広域からの集客、土地無しの客取り込みなどを狙い、はじめて住宅展示場に出店した。

 モデルハウスは、ナイスグループの仲介店舗「住まいるカフェ」の手法を取り入れ、1階をウッドデッキ付きのカフェ、2・3階をモデルハウスとし、抵抗なく自由に見学できる雰囲気としている。県下の自社仲介店舗の土地情報も用意し、土地なし客へのワンストップでの住宅建設提案を行なう。パワービルド工法のミニチュア構造躯体も設置した。

 2・3階のモデルハウスは、総面積126平方メートルと、実際のニーズに合わせた等身大サイズ。2mm厚の挽き板フローリングや梁のあらわしなど、木のぬくもりを感じられる内装としている。また、屋根瓦には沖縄エリアで採用している「フランス瓦」を用い、耐久性とデザイン性を高めている。参考価格は、2,180万円(税抜き)。

 20日に会見した、ナイスホーム代表取締役社長の勝間田 清敏氏は「このモデルハウスを街かどモデルハウスの総合拠点として、パワーホームの認知度を高めていきたい。来年1月には、沖縄でも住宅展示場にモデルハウスを作る。横浜での反響をみながら、東北、関東、大阪などの都市部でも住宅展示場への出店を検討していく」などと抱負を語った。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら