不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東京主要5区のビル空室率、3%台に突入/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は16日、2016年1月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査をまとめた。

 平均空室率(基準階床面積100坪以上)は3.84%(前月比0.30%低下)と、9ヵ月連続の改善。3%台にまで低下したのは、08年10月以来。

 最も空室率が改善したのは中央区で、3.37%と前月比1.93%の大幅な低下に。新規募集の増加と、大型ビルでの成約が進んだことがその要因。続いて渋谷区が2.58%(同0.20%低下)で、2ヵ月ぶりの改善。千代田区は3.27%(同0.14%低下)とわずかに改善し、港区は5.22%(同0.02%低下)とほぼ横ばいに。

 1坪当たり成約賃料は、高価格帯物件の進んだ影響で募集賃料の低下が発生し、1万8,191円(同305円減)と3ヵ月ぶりに下落した。

 新築ビルの空室率は14.13%(同0.15%増)で、推定成約賃料は3万1,000円(同1,484円減)。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら