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東京・三軒茶屋の新築賃貸マンションで、女子大生考案のモデルルーム/伊藤忠都市開発

「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」外観
モデルルーム「旅-かおる-部屋」。女性の一人暮らしに、好きな旅という趣味の世界感を落とし込むことで、毎日の生活にゆとりをもたらしたいと提案。白を基調にウィンドウフレームを使って空間の広がりを感じられる空間を演出している

 伊藤忠都市開発(株)は3日、同社の開発した新築賃貸マンション「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」(東京都世田谷区、総戸数69戸)において、学生が考案した室内デザインのモデルルームを開設したことを発表した。

 昭和女子大学とのコラボレーション企画。学生に対し研究、実践の場を提供することで人材育成を通じた社会貢献と、学生の感性と斬新さに触発された企画力の強化が目的。同大学生活科学部環境デザイン学科3年生の有志の女子大学生が「三軒茶屋での女性の暮らし方」をテーマに室内デザインをプランニングし、それを具現化した。
 
 同物件の1Kから2LDKの計5タイプの部屋に対し、合計10案のプレゼンテーションを受け、同社およびデザインアドバイザーの三井デザインテック(株)が審査し、優秀作3点を選定した。選出されたのは「旅-かおる-部屋」「想い飾る部屋」「大人の隠れ家」で、入居者募集開始前の3戸で実際に採用し、モデルルームとして開設した。

 今回の取り組みについて、同社では「学生の自由な発想とひたむきな姿勢に触れたことで、業界慣習やセオリーといった固定観念にとらわれがちな日常の企画プロセスを見直す機会となった」としている。また、学生からは「大きな家具だけでなく、さりげなく置いてある小物が部屋の印象を決める重要なポイントだということに気付かされた」などの声が挙がった。

 「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」は、東急田園都市線「三軒茶屋」駅徒歩5分。鉄筋コンクリート造地上15階建て。専有面積は25.02~51.52平方メートル。間取りは1K・1DK・2LDK。


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