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横浜・東戸塚でコミュニティ育成重視したマンション/三菱地所レジデンス

「ザ・パークハウス東戸塚レジデンス」完成予想模型
モデルルームの事前案内では、幅広い年齢層が来場している

 三菱地所レジデンス(株)は、京浜急行電鉄(株)と共同で開発している分譲マンション「ザ・パークハウス東戸塚レジデンス」(横浜市戸塚区、総戸数237戸)のモデルルームを9日にグランドオープン。5日、報道に公開した。

 同物件はJR横須賀線「東戸塚」駅より徒歩5分の丘陵地に建設。敷地面積は9,448.46平方メートル。建物は3棟構成の鉄筋コンクリート造地上11階建て。住戸は、専有面積64~90平方メートル、2LDK~4LDK。5月上旬から第1期の登録受付を開始する。1期の販売戸数・価格は未定だが、販売価格は3LDK住戸が5,200万~8,000万円弱、販売坪単価は270万円程度になる見込み。竣工は2018年3月の予定。

 3棟の建物をコの字型に配し、丘陵地を生かした高低差約15mの中庭を設置。植栽面積の半分以上を在来種とするなど、生物多様性保全にも力を入れた。屋上緑化で建物によって緑が分断されないようにするなど、鳥や蝶などが飛来しやすい空間づくりも行なった。

 また、生態系教育の専門家と連携し、入居後に3年間12回にわたって住人向けの環境コミュニケーションプログラムを開催。周辺の自然観察会などのイベントを開催するだけでなく、周辺地域の防災拠点を巡って居住者の災害に対する意識を醸成するなど、住人コミュニティの育成、災害に強いマンションづくりも目指す。

 同社は、旧三菱地所、旧藤和不動産を含めこれまでに東戸塚エリアで2,500戸のマンションを供給しており、フラッグシップブランド「ザ・パークハウス」を冠する物件も、今回で3物件目となる。

 今後、マンション単体でのコミュニティ形成にとどまらず、近隣エリアの同社マンションの管理組合や住民を巻き込んだコミュニティイベントなども検討しているという。

 15年10月6日にホームぺージを開設して以降、約1,800件の反響を集め、2月末からの事前案内会では400組が来場している。反響は30歳代が最多ではあるものの、50・60歳代など幅広い層から関心が寄せられているという。


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