旭化成不動産レジデンス（株）は、高経年の小規模マンションの建替事業を推進していく。
8日、常設マンションギャラリー「ATLAS COLLECTION（アトラスコレクション）新宿」を同社本社ビル内にオープンし、本社にいる小規模マンション建替事案に精通した専門スタッフの相談体制を築き、建替事業や共同化事業の創出などを図る。都内の分譲マンションのうち約43％が20戸以下の小規模マンションだが、小規模マンションでは組合員数が少ないため管理組合活動の担い手が不足し組合が機能していないケースや、組合自体が存在しないケースも多いことから、身近に専門的な提案や助言ができる窓口が必要と判断したもの。
また、2015年1月に開設した「アトラスコレクション御茶ノ水」（東京都文京区）と両輪で、主に都内西部の物件情報拠点としても機能させ、同社の都市型マンション「アトラス」の販売や「アトラス」オリジナル商品・仕様の紹介なども推進する。
ギャラリーは、JR・小田急線・京王線「新宿」駅から徒歩約10分、東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス25階に開設。セミナールームを併設し、マンション建て替えに関するセミナーや勉強会も随時開催していく。
同社は、2024年度までにマンション建て替え着工実績累計100棟を目指す。