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賃貸住宅事業などがけん引、売上高、営業利益が過去最高/大和ハウス工業16年3月期決算

 大和ハウス工業(株)は13日、2016年3月期決算を発表した。
 
 当期(15年4月1日~16年3月31日)の連結売上高は3兆1,929億円(前期比13.6%増)、営業利益は2,431億円(同34.8%増)、経常利益は2,335億9,200万円(同15.3%増)、当期純利益は1,035億7,700万円(同11.6%減)。売上高、営業利益、経常利益においては過去最高を更新したが、退職給付債務割引率変更数理差異償却等により、当期純利益は減益となった。

 戸建住宅事業部門では、狭小地を有効活用できる工法などを採用した、3~5階建て戸建住宅商品を発売し、需要の拡大が見込まれる都市部での賃貸併用住宅、店舗併用住宅等の多様なニーズに対応できる商品ラインナップを強化。その結果、受注戸数7,213戸、販売戸数6,999戸となり、売上高は3,783億600万円(同0.8%増)、営業利益は165億1,500万円(同86.8%増)を計上した。

 賃貸住宅部門では、13拠点を新設し、国内163拠点体制で営業活動を実施。売上高8,801億6,100万円(同13.9%増)、営業利益は819億300万円(同17.7%増)を計上した。

 また、マンション事業は、「プレミスト高尾さくらシティ」(東京都八王子市)が各期とも完売するなど販売が順調に推移。売上高2,793億1,100万円(同20.7%増)、営業利益157億9,600万円(同46.0%増)となった。

 次期については、売上高3兆4,200億円、営業利益2,550億円、経常利益2,500億円、当期純利益1,650億円を見込んでいる。受注計画については、戸建住宅7,060戸、分譲住宅2,340戸、集合住宅4万2,600戸、マンション2,300戸、合計5万4,300戸を予定。


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