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埼玉・川越の物流センターを取得/UUR

「川越物流センター」外観

 ユナイテッド・アーバン投資法人(UUR)は25日、新たな資産取得を決めた。

 取得するのは「川越物流センター」(埼玉県川越市)の信託受益権。関越自動車道「川越」インターチェンジより約7kmに立地し、土地面積は3万2,665.82平方メートル。建物は2007年に竣工した鉄筋コンクリート・鉄骨造4階建てで、建物面積は4万7,284.22平方メートル。
 取得予定価格は75億5,000万円で、想定NOI利回りは4.8%、想定償却後利回りは3.8%。取得先はSBSロジコム(株)で取得予定日は6月17日。

 同センターは、SBSロジコムが現在使用している配送センター。UURは取得後に信託受託者である三井住友信託銀行(株)との間でマスターリース契約を締結し、その後SBSロジコムと長期の定期建物賃貸借契約を締結。SBSロジコムが継続使用する、セール・アンド・リースバック案件。

 今回の取得により、UURの保有資産は119件、取得価格合計5,830億1,400万円となる。

 物件取得に伴い、新投資口の発行および売り出しを行なう。公募による新投資口発行は19万口、オーバーアロットメントによる売り出し1万2,065口、SMBC日興証券(株)を割当先とする第三者割当による新投資口は1万2,065口。調達資金額は差引手取概算額で上限345億1,400万円。川越物流センターの取得に充てるほか、既存借入金の返済などに充当する。

 これに伴い、16年5月期及び11月期の運用状況予想を修正。16年5月期は営業収益214億3,200万円(前回発表比0.2%減)、営業利益103億7,100万円(同300万円減)、経常利益90億4,300万円(同0.7%減)、当期純利益90億4,300万円(同0.7%減)とした。16年11月期は営業収益210億9,900万円(同5.1%増)、営業利益92億5,400万円(同9.8%増)、経常利益76億5,800万円(同11.0%)、当期純利益76億5,800万円(同11.0%)に修正する。


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