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行動観察の結果を反映したキッチンを開発/伊藤忠都市開発

コンロゾーンにスパイスラックを導入
水回りゾーンにふきんかけを設置

 伊藤忠都市開発(株)は26日、ハードとソフトの両面から家事を軽減する、「新『モット・キッチン』」を開発したと発表した。

 同社は2009年に開発した「モット・キッチン」について、導入したマンションの購入者アンケートや訪問インタビューにより改良を重ねてきたが、収納量と作業スペースの広さについての評価が割れたため、(株)オージス総研と協同し行動観察を実施。この結果をもとに、インブルーム(株)、タカラスタンダード(株)、東京ガス(株)と協同で「新『モット・キッチン』」を完成させた。

 「どんな方にとっても『いつでも、居心地が良いキッチン』」を目指し、設備機能の充実だけでなく、動線の短縮も追及。ハード面では、水回りゾーンとコンロゾーン、ワークゾーンの3つにゾーニングし収納や動線を大幅に改善した。また、清掃性・静音性・調理性などを追及した設備を取り入れ、日々の手入れやストレス軽減を図る仕様に。さらに吊戸棚有無、食洗機有無などを、好みやライフスタイルに合わせカスタムできるようにした。 

 また、キッチンを使いこなしてもらうため、インブルームによるフォローサービスを提供。入居前セミナーでは、モノの量を把握し、収納と作業スペースの最適な使い方に関する提案を実施。また、入居後は、収納アドバイザーによるお宅訪問や個別フォローを提供していく。

 同商品は、6月より販売開始予定の分譲マンション「クレヴィア田端」(東京都北区、総戸数33戸)より順次導入していく。


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