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埼玉・新座の戸建賃貸住宅でまちびらきイベント。コミュニティ形成支援を継続/コスモスイニシア

「CUBE17(じゅうなな)」のまちなみ
11日に行なわれたワークショップでは、参加者がグリーンカーテンづくりを楽しんだ
ワークショップ後の懇親会には、土地オーナーも顔を見せ、入居者との懇親を深めた

 (株)コスモスイニシアは11日、今春完成した戸建賃貸住宅「CUBE17(じゅうなな)」(埼玉県新座市)のまちびらきイベントを開催した。

 同物件は、JR武蔵野線「新座」駅徒歩12分に立地。約2,400平方メートルの元農地に、木造戸建住宅(3LDK、専有面積75平方メートル)17戸を建設した。コミュニティを促す街区デザインとして、敷地内は無電柱化し、すべての境界壁を排除。住戸は、1邸ごとに向きをずらして配置。敷地内道路は、クルドサックを設け通り抜けとせず、地表はクローバーで覆い、シマトリネコを植栽した。建物は、国産材を多用した戸建住宅を得意とする(株)藤島建設が施工。ヒノキの無垢フローリングやリビングの現し梁、外壁へのカラマツ下見板張りなど、木の風合いを前面に打ち出している。

 コーポラティブ住宅などコミュニティを核にした住宅提案に特徴のある(株)コプラスがコミュニティ監修を手掛け、コスモスイニシアが完成後住戸を一括借り上げし、コミュニティ支援を含めた管理運営を実施。入居者には、隣地に設ける農園を提供。コスモスイニシアが、同農地を使った体験イベントなどコミュニティサポートを行なっていく。

 まちびらきイベントには、すでに入居中の7家族・17名が参加。グリーンカーテンづくりをテーマにしたワークショップと懇親会が行なわれ、参加者同士が交流を深めた。

 同社は、参加者からの反響が概ね好評だったことから、今後も同物件のコミュニティ形成支援活動を継続していく方針。また、「住民同士の初顔合わせ」イベントのニーズが確認できたとして、分譲マンションへの導入も視野に入れていく。


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