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大宮で円滑化法活用したマンション建て替え完成/大和ハウス工業

「プレミスト大宮氷川参道」外観

 大和ハウス工業(株)はこのほど、マンション建て替えプロジェクト「プレミスト大宮氷川参道」(さいたま市大宮区、総戸数100戸)を竣工した。

 JR京浜東北線「大宮駅」から徒歩8分に位置する、1980年築の分譲マンション「大宮高鼻町ハイツ」(地上7階建て、総戸数52戸)を、「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」の活用により建て替えたもの。2009年に建物・耐震診断を行なった結果、建物の一部で耐震性能を満たしていないほか、給水タンクやエレベーター等設備の劣化も発覚したため、住民主導で建て替えプロジェクトがスタート。11年10月、同社は同物件管理組合に事業協力者として選定された。

 敷地面積1,846.20平方メートル。延床面積8,397.47平方メートル(建て替え前4,453平方メートル)、鉄筋コンクリート造地上14階建て(同7階建て)。指定容積率は400.00%(同240.00%)で、利用容積率は392.30%(同236.00%)。従前総戸数は52戸だった。

 専有面積53.98~109.82平方メートル。間取りは2LDK~4LDK。販売戸数は62戸、販売価格は3,980万~7,890万円台。販売期間は2016年3~7月で、完売している。30日より引き渡し開始予定。

 なお、同社は、住民主導による円滑化法を活用したマンション建替事業の第2弾として、「プレミスト六甲道」(神戸市灘区、総戸数69戸)の建替工事を進めている。16年3月の販売開始し、翌月には完売した。17年3月に竣工予定。

 今後も分譲マンション建替事業を推進し、3年後には供給戸数が年間200戸、売上高100億円を目指す。


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