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京都府八幡市の男山団地に初のセルフリノベーション特区/UR都市機構他

「ココロミタウン」イメージモデルルーム

 京都府八幡市、関西大学、(独)都市再生機構(UR都市機構)は、再生に取り組む八幡市男山地域において、UR都市機構「男山団地」内のC地区全体を、居住者自らが自分好みの住宅に改修可能な初のセルフリノベーション特区「ココロミタウン」(総戸数720戸)に指定。10月15日より入居者の募集を開始する。

 三者は、2013年10月25日に締結した「男山地域まちづくり連携協定書」により、「住みたい、住みつづけたい、男山」を目指して、相互に連携・協力している。

 ココロミタウンプロジェクトでは、原状回復義務が一部免除されている賃貸住宅を供給し、居住中のユーザーも対象に、DIY やリノベーションのサポート体制を整えることで、自らで変化させながら愛着を持って住み続けられる住まい方を提案し、まちの再生を行なっていく。
 サポート体制は、プロの建築士による無料相談会や体験ワークショップ開催、コミュニティスペース「だんだんテラス」によるDIY工具の貸し出し、イメージモデルルーム案内などを備える。

 住戸間取りは2DK、2LDK、3Kで賃料は4万1,300~4万9,900円。3ヵ月フリーレントや商品券3万円などの入居特典を用意するほか、11月末まで工事費の3分の1を補助(最大30万円)する改修モニターを1名募集する。

 また、10月15日に同団地において参加費無料のイベントも開催。建築士会監修によるDIY体験ブースや居住者による手作り作品の販売、男山地域秋祭りなどを実施する。


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