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大手町二丁目の市街地再開発事業を認可、国際的交流拠点を形成/東京都

完成イメージパース(北側から)

 東京都は29日、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」(東京都千代田区)を認可した。

 同再開発は、街区の更新と一体的に下水施設、変電所、都市計画駐車場等の広域的な都市基盤を更新・再構築するもの。「東京」駅や日本橋等周辺地区を結ぶ地下歩行者ネットワークや地下交通結節空間、常盤橋公園の再整備と一体となった大規模広場等を整備する。

 施行者は三菱地所(株)で、総事業費は約4,946億円。建物は、地上61階地下5階・高さ約390mほか。延床面積は約68万平方メートル(4棟合計)。事務所、店舗、変電所、下水施設、駐車場等の複合施設となる。計画では、災害時の復旧活動の拠点となる広場や、帰宅困難者の一時滞在施設等を整備するとともに、自立・分散型エネルギーの導入や水の自立化、省エネルギー化による環境負荷低減を図る。

 着工は2017年4月、建物竣工は27年9月の予定。


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