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16年7~9月の収益不動産、依然7%台の低水準が継続/健美家調査

 健美家(株)はこのほど、2016年7~9月期の「全国収益(投資用)不動産 市場動向レポート」を発表した。同社が運営する不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」の登録物件とメール問い合わせがあった物件の投資利回り(表面利回り)、物件価格を四半期別に集計したもの。

 当期の区分マンションの登録物件投資利回りは7.88%(前年同期比0.33ポイント下落)となり、依然7%台の低水準が継続している。一方、前期比では0.16ポイント上昇しており、3期連続での低下には歯止めがかかった。物件価格は1,374万円(同3.71%下落)。直近1年間は多少の上下動が見られるも、総じて高値安定傾向にある。

 1棟アパートの登録物件投資利回りは、9.13%(同0.28ポイント低下)と低下基調。一方、物件価格は、リーマンショック以降、2期連続で最高値となる5,938万円(同5.62%上昇)。なお、15年10~12月以降は小幅な上昇基調が続いている。

 1棟マンションは、登録物件投資利回りが8.08%(同0.49ポイント低下)と、06年10~12月期以降の最低値を記録し、3種の中ではもっとも低下幅が大きくなった。物件価格は1億5,364万円(同3.72%上昇)と、依然として高値相場が継続している。

 なお、同サイトへの登録物件数、メール問い合せ数は各種別とも増加傾向が継続している。


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