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「100年マンション研究会」が管理組合向けセミナーを開催/伊藤忠アーバンコミュニティ

 伊藤忠アーバンコミュニティ(株)は29日、「YKK AP体感ショールーム」(東京都港区)にて、同社が運営する「100年マンション研究会」に入会している管理組合を対象としたセミナーを開催した。

 「100年マンション研究会」とは、各分野の専門家や協力会社、同社が管理するマンションの管理組合が共同で、マンションという資産を100年先まで継承させるという目的で取り組んでいるもの。現在、38の管理組合のほか、社外研究員や建材メーカー、施工会社が入会している。

 今回のセミナーでは、100年先を見据えたリノベーションや資金計画など長期修繕計画について説明。アルミサッシは築30~40年前後で改修を検討することが妥当であるとした。「建具」(アルミサッシ、玄関ドア、サッシガラス)の更新事例などを挙げながら、建物の再生リノベーションにおける重要なポイントを解説した。

 改良工事は12年ごとに行なうのが一般的で、「回数を重ねるごとに改良の割合を大きくした改修工事をすることが重要」と言及。また、(地震に対応する)対震防犯仕様の玄関ドアに変更することで、「大型地震発生時、枠の変形によってドアが開かなくなる現象を回避できる」などとアドバイスした。


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