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JREIT、17年度も1兆5,000億円程度の外部成長見込む/ARES

 (一社)不動産証券化協会(ARES)は15日、第90回理事会を開催した。

 正会員として、三井不動産ロジスティクスリートマネジメント(株)(2017年1月1日付)、賛助会員として地主アセットマネジメント(株)、エヌ・ティ・ティ都市開発ビルサービス(株)、マリモ・アセットマネジメント(株)、大江戸温泉アセットマネジメント(株)、(株)鑑定法人エイ・スクエアの入会を承認。17年1月1日時点で、正会員111社、賛助会員186社の合計297社となった。

 また、17年度の税制改正要望書への追加要望の審議と承認、および制度改善要望の進捗状況の報告と17年度事業計画の策定について検討した。

 理事会後会見した岩沙弘道会長は「JREIT市場は良好なファンダメンタルズが継続している。これまで25件のPO、6件のIPOが実施され、物件取得額は1兆5,000億円、56銘柄の資産規模は15兆2,000億円に達した。ヘルスケア、ホテル、物流施設、など投資対象を特化したリートも多く出てきている。米国と同じような比率で推移すると考えると、ヘルスケアについてはまだまだ伸びる余地がある」と述べた。

 また来年の市場について「ヘルスケアやホテルなどの新しい分野の成長が期待できる。基本的には今年と同じように堅調に推移し、1兆5,000億~6,000億円程度の外部成長ができるのではないか」と展望を語った。


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