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10月期の物流施設賃料水準は上昇基調に/一五不動産情報サービス調査

 (株)一五不動産情報サービスは11月30日、2016年10月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設を四半期ごとに調査しているもので、対象は東京圏306棟、関西圏73棟。

 東京圏の空室率は5.0%(前期比0.5ポイント上昇)。新規供給は40万6,000平方メートルだったのに対し、新規需要は31万9,000平方メートルにとどまり、3四半期ぶりの需給緩和となった。募集賃料は1坪当たり4,140円で、前期(4,000円)から上昇している。

 関西圏の空室率は4.5%(同0.9ポイント上昇)。新規供給は32万9,000平方メートルで2四半期連続で過去最大を更新。新規需要も28万4,000平方メートルと調査開始以来最大となり、需給両面で活発な賃貸マーケットとなった。募集賃料は1坪当たり3,470円となり前期(3,390円)に比べ上昇。下落基調からやや反転した。


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