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空室の不正利用防止へ、電子錠を本格導入/武蔵コーポレーション

テンキーで解錠可能

 武蔵コーポレーション(株)(さいたま市大宮区、代表取締役:大谷義武氏)は5日、自社が賃貸管理する物件にオートロック式電子錠を本格導入した。

 管理物件の空室が、クレジットカードの不正利用で購入された品の受け取り場所になるなど、犯罪に利用されるのを防ぐのが目的。同社の管理物件で不正使用が確認されたことから導入を決めたもの。

 導入する電子錠は、玄関ドアに後付けできる電子式で、テンキーで暗証番号を打ち込むか、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンで解錠可能。扉の開閉ログがとれるため不正利用の早期発見にもつながり、テンキーでの解錠が可能であることから、賃貸仲介会社が内覧を申し込んだ場合にも容易に対応できる点がメリットとなる。

 11月時点で、同社が仕入れて再生販売する収益物件を中心に372戸に同機器を設置済み。今後、月に100戸ペースで設置を進めていく方針。また現在、空室物件の暗証番号を毎日変更する暗証番号管理システムを搭載した新たな電子錠の開発も進めており、2017年2月をめどに運用を開始する予定。


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