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開発した自然採光システム・太陽光パネルで特許/ヒューリック

採光ルーバー(アニドリックルーバー)と天井反射面
軽量の太陽光パネル

 ヒューリック(株)は22日、開発した「自然採光システム」と「太陽光パネル」で特許を取得したと発表した。

 「自然採光システム」は、マサチューセッツ工科大学(MIT)との共同開発。特殊形状の自然採光ルーバー(アニドリックルーバー)により、動力を使用せず変化する季節・時間(太陽の位置・高度)において、常に一定量の太陽光を室内天井面に取り込めるシステム。メンテナンスフリーの固定タイプだが、これまで不可能とされてきたレベルでの自然光ボリュームによる快適な照度を獲得できるという。

 「太陽光パネル」は、太洋工業(株)、岐阜プラスチック工業(株)との共同開発。アルミ板と樹脂系ハニカムパネル材により高強度、かつ重量は従来型の2分の1程度を実現。オーダーメイドの自由設計で、多様な計上に対応でき、かつ専用金物によりスライド式の簡単取り付けが可能。改修工事等厳しい荷重条件の建物にも設置できる。

 同社では、これらの設備を可能な限り自社物件に導入していくと共に、環境負荷軽減の取り組みを続けながら、環境ビジネスの展開にも注力する考え。


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