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大阪、福岡でオフィス空室率改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2016年12月度の全国6大都市圏(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況を発表した。東京については16日のニュースを参照。

 名古屋エリアの空室率は、5.44%(前月比0.04%低下)とほぼ横ばいで推移。全エリアで解約も多数あったが、栄エリアで250坪等の成約もあり、わずかながら改善となった。大阪エリアは4.89%(同0.14%低下)と、各エリアで大型物件の成約があったことで空室率が低下した。福岡エリアは2.86%(同0.43%低下)と、天神エリアで100坪以上の成約が数件あり改善につながった。札幌エリアは2.81%(同増減なし)と横ばい。仙台エリアは仙台駅西口の新築ビルで解約が出たため7.50%(同0.40%上昇)と上昇した。

 1坪当たりの推定成約賃料は、名古屋エリアが9.986円(同4円減)と横ばい。大阪エリアは9,514円(同236円増)と上昇。福岡エリアは、高水準ビルはほぼ満室の状況で比較的安価なビルの空室が多いことが影響し、9,100円(同43円減)と微減。札幌エリアは8,577円(同36円増)と微増、仙台エリアは8,696円(同72円減)とわずかに減少した。


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