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経営者の平均年齢過去最高を更新。トップは不動産業の61.3歳/TDB調査

 (株)帝国データバンクはこのほど、「2017年全国社長分析」結果を発表した。16年12月末時点で同社が保有する企業概要ファイル約146万社からデータを抽出。社長の年齢と16年1年間の社長交代状況を分析した。

 社長の平均年齢は59.3歳と、過去最高を更新。1990年以降から上がり続け、91年からは5歳上昇した。社長交代率は3.97%(前年比0.09ポイント上昇)と、4年連続で前年を上回った。性別の分かった社長交代企業(4万4,209社)での女性社長比率は15年の8.2%から10.6%へ上昇。団塊世代の社長は11万1,625人(全体比11.3%)と、全体の約1割を占めた。

 業種別では、「不動産業」が61.3歳でトップ。50歳代(同21.9%)は少ないものの、70歳代(同19.8%)、80歳以上(同7.3%)の割合が高く、平均年齢を押し上げた。2位は「製造業」(60.8歳)、3位は「卸売業」(60.4歳)。社長交代率を業種別でみると、「建設業」が22.3%と最も高かった。

 社長の平均年齢を業種細分類別にみると、「土地賃貸」(65.19歳)が最も高く、上位には「貸事務所業」(65.14歳)や「貸家業」(63.81歳)など、前年に引き続き不動産業が多かった。


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